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現在のNFTプロジェクトのほとんどが投資家向けではないでしょうか?
私は個人的に、NFTのテクノロジーを使ったビジネスには反対ではなく、イーサリアム財団のwebサイトにも新たな経済圏の可能性を示唆したことが書いてあるように、カルチャーとして発展し社会に普及するには経済的な活動も必要であると考えています。
しかしながら現在のNFT市場では投資的な側面(特に投機)が強く、それはひとえにfloorが高いものがランキング上位にあがり、市場にいるほとんどのコレクターや投資家にもてはやされて、プロジェクト運営はfloorを上げるために必死にならざるを得ない『floor価格至上主義』が蔓延しているからでしょう。
またプロジェクト運営はロードマップを広げることを求められ、それらを実行実現するために運営開発費を調達する必要があり、mint価格を調整し、セカンダリーを動かす必要があるといった背景もあるようです。
そこで私は『floor価格至上主義から脱却』したNFTの活用方法、楽しみ方を考えました。というか単なる気づきです。
【コアなファンへ渡す、あなたの旅の乗車券】
それは結論から言うと、
『ただただ自分達のファンに配る。』
と言ったものです。
例えば1,000人のコアなファンを持つクリエイターがいるとしましょう。
そのクリエイターはとてもアイデア豊富でアクティブであり、この先の人生で将来やりたいなぁって思うことがたくさんあるとします。
ただし、従来の会員券やプラットフォームでは、不正や偽造が横行しました。そこで1,000人のファン限定でNFTを無料で配り、そのファンの人たち限定のコミュニティイベントを開催したり、限定の作品を販売するといった『コアなファンだけが体験できる価値』を共有しました。
いかがでしょう。
限られた体験価値は、コアなファンにとってはあまりにも嬉しくて、『私たちだけが体験できる貴重な価値だ』とコミュニティ内で口々に話しあい、人によってはSNSで自慢するでしょう。
また、クリエイターにとっては本当に届けたい人たちだけに自分の人生を賭けた活動を共有する事ができて、その作品の販売益も得ることができ、さらに次の段階の活動へレベルアップできるのではないでしょうか。
これが閃いたときに、『うお!おもしろいことにきづいた!』ってビビっときたんですが、実はこれ、NFTの世界トップイノベーターで先日Vogue Businessの100人に掲載されたgmoneyが『Admit One』(2022年5月にgmoneyが自分を支えてくれたファンにのみ無料Mint権利を与えた1,000個限定のNFT)で既にそのままやった事なんです。笑
自己解析すると、閃いたというよりおそらく頭の片隅にあったgmoneyの活動を言語化できるようになっただけだと思います。笑
彼は9dccというweb3ネイティブラグジュアリーファッションブランドを立ち上げ、Admit Oneホルダー限定でNFC Chipを搭載した高級Tシャツを販売し、その第一作品目のmint売上総額は300ETHでした。(0.3ETH×1,000)
gmoneyはweb3ネイティブなため、コアなファンと言っても全員NFTのコアなコレクター/投資家であり、Admit Oneのセカンダリーも高額がついてます。なのでAdmit Oneのセカンダリーfloor価格も、gmoneyは意図していなかったようなので、そこを意識する必要はありません。
NFTをこれから販売しようとするインフルエンサーやクリエイターは同じやり方で既存のファンに配るだけで良いのです。
NFTをまだ触ったことのないファンに
『これまで信頼し、支えてくれてありがとう。これは私の新しい限定会員券となるNFTです。私のこれからの活動をあなた達だけに共有し、体験していただけます。いわばこれは、私の人生の旅の乗車券です。これまで以上に私のコアな活動を共有しましょう』
と言って、ウォレットの作り方や諸々の注意点をしっかり説明して、ファン限定でpass系NFTをエアドロ(or フリーmint)する。
そのファンの人たちはNFTを売買するといった概念もないので、最近バズワードの「ガチホ」するでしょう。もしかしたら自分で調べたり、人から教わったり、オファーを受け入れてセカンダリーも回るかもしれません。
興味深い話ですが実際に、去年のNFTバブル時に女性系NFTが流行り、それらを買った一般人は投機の概念がなくガチホしていたそうです。
『それならSBTで良いじゃないか』といった声も聞こえそうですが、もちろんそれでも良いと思います。私は個人的に、NFTのテクノロジーのおもしろさは、いろいろな人と繋がる可能性や人と共に動き流れる空気感だったりするので、ウォレット間の移動ができて人が移り変わる可能性のあるNFTベースで話しました。
いかがでしょうか?
皆さんはどう思われましたか?
これはあくまで私個人の視点であり、まだまだ思考が至らない箇所があるかと思います。
皆さんも一緒に考えてみてください。もっと深く掘り下げたアイデアが出せるかと思います。
いつも通りTwitterでコメントお待ちしてまーす!:)
感謝!
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