※当ニュースレターの下線部はリンクが添付しております。
※今回から書き起こしではなく、学びや考察を綴ります。関連する海外の動きもとりあげます。情報としてお役立てください。
尚、書き起こしはツイートしております。当記事の文末にあるリンクからどうぞ:)
NFTスペースでは、Rampage Horses Club(RHC)のクリエイターとして知られている尾花さんですが、
クリエイター歴は18年とながく活躍されています。
2014年には株式会社モンスターズを設立。
如何にして実業家兼NFTクリエイターとしての両立した活動を続け、人気を高めていけるのか、
競馬×NFTという異色のコレクションから、リアル×NFTの可能性への展望はどのように見据えているのか、
尾花さんとの対談で、そのあたりを深く掘らせていただきました。
2021年期初頭から2022年初頭にかけておよそ1年間続いた(その間にも波はあったが)世界的なNFTバブルは、PFP系(profile pictureプロフィール写真)コレクションを中心に経済的に大きな盛り上がりを見せました。
その後、2022年中期以降に始まった世界的なクリプト冬相場はNFT市場にも大きな影を落とし、スペースからは多くの人が去りました。
残った人々、特にコアなコレクターや投資家、NFTプロジェクトFounderや活動家らはマクロ的な次のフェーズにむけて、自分の軸となる活動に注力しはじめました。
『NFTの本質を見直そう』と勉強会を開く人、社会においてどの様な利点のあるtechnologyなのか講演する人や、実際に単位を取得できる受講コースを設ける大学など様々です。
次のフェーズにむけた活動の中には、その世界観を体験できるイベント開催や、フィジカルグッズを組み合わせた“フィジタル”といった、リアル×NFTの展開も見られます。
NFTにおける世界トップイノベーターの一人であるgmoneyは、誰よりも早くWeb3ファッションを手掛けており(AzukiのZagabondから相談があった)、Tシャツに縫い付けられたNFCチップには、
所有権を証明するNFTと200枚のPOAPが内蔵しており、Tシャツの着用者はNFCチップにかざした相手の携帯端末へ簡単にPOAPを配布することが出来ます。
そしてIPとしての成功を目指すVee FriendsやPudgy Penguinもまた、リアル×NFTの可能性を推し進めています。
これら世界のトッププロジェクトがリアル×NFTの動きを加速させるなかで、
日本のプロジェクトによるIP戦略もまた世界と肩を並べるチャンスであると言えるでしょう。
しかしIPを使った戦略はアニメやゲームといったプロジェクトが多く、ライバルの多いジャンルでもあります。
その中で尾花さんは、競馬×NFTというニッチな分野でIPに挑みます。
『NFTは当初からIP戦略ありきで考えていたので、リアルは切っても離れない存在なんです。』
当たり前のように話す尾花さんですが、この発想はあまり聞かないのではないでしょうか?
NFT→リアルの流れではなく、リアル⇆NFT
これは競馬和アートで認知度を拡大させた、ご自身の経験から確信を得た発想です。
そして競馬という世界ならではのものではないでしょうか。
例えば、アニメやゲームはそれそのものが空想であり、リアルな展開といえばぬいぐるみなどのキャラクターグッズになります。
また体験と言えばイベントに参加するなどになりますが、開催する側は多くの費用がかかります。
グッズにしてもイベントにしてもリアルな展開は莫大な費用と時間というコストがかかり、実現するには困難です。
しかしスポーツなどのような、そもそもリアルな世界ありきのジャンルはいかがでしょうか?
試合というイベントが軸のスポーツの世界は、NFTユーザーへのリアルな体験価値という還元を与えることに最も適したジャンルです。
尾花さんが『リアルは切っても離れない存在』と強い意思と自信を持つ理由はここにあることが分かりました。
そして2021年11月に誕生したNFTコレクション・RHCは、たったの1年でコレクションホルダーに体験価値を還元しました。
※口取り写真など実際の様子は後日ツイートする予定とのことです。
これにはコミュニティメンバーは当然ながら、競馬関係者の知り合いらも祝福し、興味をひかせることが出来たそうです。
『騎手、馬主、関係者はNFTの存在は認知 しているし、SNSで競馬和アートのファンがNFTも知ってくれている。
しかし多くの人がNFTは具体的にはまだよく分からないものです。
NFTだから出来る特性を伝えていく責務を感じています。』
今回の講義から私は、リアル×NFTの可能性とは、
“趣味×NFT”というとても相性が良く強い結びつき、
そしてまだNFTに触れていない人たちが入りやすい、大きな可能性を秘めていることに気づかされました。
書きながら思い返してみると世界でもまだまだニッチな取り組みですが、サッカー×NFTやウイスキー×NFT、ゴルフ×NFTが存在します。
それらは目立つことのない動きですが、それぞれのジャンルのコアなファンに愛されており開発を続けています。
サッカー×NFTであるWAGMI Unitedは、投票でポジションや選手補強を決めたりユニフォームを貰うことが出来ます。
Garyveeやgmoneyも出資していることから、その将来性、“趣味×NFT”の大きな可能性が伺えます。
意識下か無意識にか、日本で2021年からいち早く“趣味×NFT”に取り組み、中でも貴重な体験価値を提供している尾花さんは、今後も地道に突き進みさらなる活躍をされることでしょう。
RHCさんのロードマップは
(コミュニティで共同できる)馬主体験、引退馬支援、
そして『クリエイターの可能性を広げる、夢への応援 』にも熱い想いで取り組んでいかれるそうです。
note『NFTへチャレンジする思い』
https://note.com/obama_dayo/n/n9ece9fd5af76
最後に、
ゲスト講師に必ずお伺いする、尾花さんの思うNFTの本質とは?
『皆さんそれぞれが想う形 だと思います。コミュニティ、アート、技術、それぞれの答えが本質。 今はそれで良いと思います。
NFTで色々な広がりを体験した上での見解 であり、僕もまだ勉強中です。 触りながら本質を探しているように思います。
本質を分かったときは結果を出した時。 これからも自分を信じて進むしかありません。』リアル×NFT、そして趣味×NFTの可能性を身をもって証明し、気づかせていただいた尾花さん、本当にありがとうございました。
皆さんは今回の講義から何を学び、何に気付かれましたか?
またTwitterでのコメントお待ちしております:)
いつもありがとうございます!
感謝
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