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当ニュースレターを購読してくださっている方のほとんどはNFTを買ったことがある方でしょう。そして、あなたはNFTの価値を信頼しているからこそNFTを保有していると思います。
では、なぜNFTの価値を信頼しているか、信頼できるのかを、NFTを触ったことのない人が納得のいくように説明ができますか?
しかしそれはほとんどの人が困難にしている事柄であり、私も周囲の人がそう言っている場面をよく見かけます。
そして私も実際に困難ではありましたが、Web3/NFTにおいて色々な知識や経験を重ねていくうえで現物アート派の未NFTユーザーの方に納得してもらえる説明が、自分なりに少しずつ見えてきました。
これはとてもおもしろい現象であり、人に説明することが出来れば自らの理解も深まるということから、このテーマを掘り探ってみます。
『NFTはブロックチェーンの技術で本物の作品という証明を実現した』は響かない
かの有名なモナリザはルーブル美術館に展示してありますが、専門家や国の判定に依存しているが故に、贋作だと疑う説も古今東西少なからずあり、真贋判定が謎のままで有名です。
ブロックチェーンの技術を持ってすれば、その様な問題を防ぐことができるという主張は、NFT支持者のみならずイーサリアム財団のWebサイトにも明記しておりますが(NFTの価値は自律分散型の上で成り立っているという意見を持つ筆者の立場からすれば、イーサリアムチェーンが至高である)現代におけるアートは過去の過ちを繰り返すことなく鑑定・証明書が発行されています。
現物アートのコレクターにとってその証明書自体にも価値があるならば、ブロックチェーンの技術にそこまで魅力を感じない気持ちも分かる気がします。
NFTは社会的地位や人種を超えて世界のトップ層と繋がることができる
NFTは嘘偽れない本物の証明という価値に頷いてもらえないとすれば、やはりNFTのテクノロジーがもたらしたもう一つの大きな価値である『人との繋がり、コミュニティ』でしょう。
想像してみてください。PCからOpenSeaを開いてJustin AversanoのコレクションTwin Flamesを見れば、世界のトップ投資家たちのウォレットが並んでいます。
私たちのような庶民の生活をしていれば、一生繋がることがない特権クラスの人たちや企業でしょう。
そして、運に恵まれたあなたは、Twin Flames
を購入できるだけのETHを保有しています。
あなたはサイトにウォレットを繋げて購入ボタンをクリックするだけで、従来の社会では繋がることができなかった人たちと繋がりました。
その日から彼らはあなたの事を同じNFTコレクションのホルダー仲間として接してくれるでしょう。
実際に、Twitterでホルダー仲間からフォローしてもらえることは日常的です。
これが今までになかったNFT特有の価値です。
現物アートでもオンラインで購入できますが、住所や氏名、個人情報を提出する必要があるでしょう。
まだまだ差別が残っている国では、身分や人種、性別などを明かすことに躊躇いがあることは否めません。
しかし、それらの個人情報を晒さずとも(このことをWeb3では主にdoxといいます)ウォレットを繋げてワンクリックで購入することができ、これまでに出会えることができなかった人たちと繋がるきっかけになるのです。
実際に、ただの一般人で何者でもなく、身元すら晒していない私は、NFTのおかげさまでgmoneyとDMで会話や活動をシェアできますし、Justin AversanoやGary Veeと相互フォローです。こういう人は少なくないですし、もっと凄い繋がりを築けている人もいます。
このような説明を現物アート派で私と同じ一般層の人にすると、『なるほど、それならNFTを買う理由がわかる』と言ってくれました。
いかがでしょうか?
皆さんはどのように説明しますか?
この記事の内容はあくまで私の視点であり、人それぞれの説明があると思います。
皆さんも是非一度考えてみてください。
そうすることで、今よりもっと深くWeb3/NFTと向き合うきっかけになるかもしれません。